仕事を辞めたいのに動けないあなたへ|背中を押してくれる本6選
「辞めたいのに動けない」その迷いは甘えじゃない。立ち止まる夜にそっと背中を押してくれる本を6冊。通勤中に耳で試せる作品も。
辞表を出す勇気は、まだ出ない。でも、今のままでいいとも思えない。 ——そんな夜を、あなたも何度か越えてきたのではないでしょうか。
「辞めたい」と口にするたびに、「本当にいいのか」「逃げなんじゃないか」と自分にブレーキをかけてしまう。動きたいのに、動けない。この記事は、そんな足踏みしている時間のとなりに置いておける本を6冊、集めました。
読み終える必要はありません。ページをめくる(あるいは耳で聴く)うちに、こわばっていた気持ちが少しほどけて、明日の自分がほんの半歩だけ軽くなる。そんなきっかけになればと思って選びました。
なぜ「辞めたいのに動けない」のか
動けないのは、意志が弱いからではありません。多くの場合、理由はだいたい3つに分かれます。
ひとつはこわさ。応募しても選ばれないかもしれない、次がもっと悪いかもしれない、という先の見えなさ。ふたつめは迷い。何が本当に嫌で、何がしたいのか、自分でも言葉にできていない状態。みっつめは慣れ。今の場所は不満だらけでも、少なくとも知っている。人は知らない場所より、知っている苦しさを選びがちです。
どれも、あなたが弱いからではなく、人の心がそうできているからです。だからこそ、答えを一人で絞り出そうとする前に、少し視点を借りてみる。次の6冊は、その視点をそっと差し出してくれます。
背中を押してくれる本6選
嫌われる勇気 ── 他人の目が気になって動けない人へ
アドラー心理学を、青年と哲人の対話でたどっていく一冊。「すべての悩みは対人関係にある」という一貫した視点が、絡まった気持ちを一本ずつほどいてくれます。
【こんなあなたに】 周りにどう思われるかを先回りして考え、自分の「辞めたい」を後回しにしてしまう人へ。読み終える頃には、自分の人生を自分で選んでいいのだと思えてきます。
一気に読むより、刺さった一節を何度も反芻するのに向いています。
転職の思考法 ── 「辞めるべきか」の判断軸がほしい人へ
主人公が「このまま今の会社にいていいのか」と悩みながら、コンサルタントとの対話で自分の軸を見つけていく物語形式。会話が中心なので、内容がすっと入ってきます。
【こんなあなたに】 気分では辞めたいけれど、決めるための「ものさし」がなくて動けない人へ。感情ではなく思考で現在地を確かめられるようになります。
まず耳で試すのもおすすめです。通勤や家事の時間が、そのまま自分を整える時間に変わります。
この一冊をまるごと0円。解約はいつでもできます。
限りある時間の使い方 ── 「いつかやる」を今にしたい人へ
人生を「約4000週間」と捉え直す一冊。すべてを完璧にこなそうとするのをやめ、本当に大事なことだけに時間を使う、という発想の転換をくれます。
【こんなあなたに】 「もう少し落ち着いたら考えよう」と先延ばしを続けてしまう人へ。時間は有限だと気づくと、動けなかった足がふっと前に出ます。
エッセンシャル思考 ── やることが多すぎて動けない人へ
「より少なく、しかしより良く」を軸に、大事なことを見極めて、それ以外を手放す技術を説きます。忙しさで判断が鈍っている時ほど効きます。
【こんなあなたに】 目の前のタスクに追われて、自分の進退を考える余白すらない人へ。手放すことは、あきらめではなく選ぶことだと教えてくれます。
反応しない練習 ── 考えすぎて疲れてしまう人へ
仏教の考え方をもとに、「悩みの多くは”反応”から生まれる」と整理してくれる一冊。ぐるぐると同じことを考えてしまう夜に、思考をいったん置く手つきを教えてくれます。
【こんなあなたに】 「辞めたい」「でも」を頭の中で何百回もくり返して立ち止まっている人へ。気持ちがすっと軽くなります。
諦める力 ── 頑張り方を変えたい人へ
元アスリートが「勝つために、正しく手放す」ことを語る一冊。諦めることは負けではなく、限られた力をどこに注ぐかを選ぶことだ、という視点をくれます。
【こんなあなたに】 「続けること=正しいこと」だと信じて苦しくなっている人へ。手放していい、と思えると、次の一歩が見えてきます。
どう選べばいい? 今日の気分で選ぶ
6冊もあると、どれから、と迷ってしまうかもしれません。今日のあなたの気分で選んでみてください。
- 勇気がほしい日 → 『嫌われる勇気』『諦める力』
- 考えを整理したい日 → 『転職の思考法』『エッセンシャル思考』
- とにかく立ち止まって休みたい日 → 『反応しない練習』『限りある時間の使い方』
どれか一冊でも、めくってみた時点で、あなたはもう「動けない」から半歩抜け出しています。
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